京都市、公益社団法人京都市観光協会、JRグループは7日、ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)で「『京の冬の旅』全国宣伝販売促進会議」を開いた。毎年開催している京都デスティネーションキャンペーン(DC)「京の冬の旅」の次回の内容を旅行業者らに周知するもので、約450人が参加した。
来年の京都DCは1月1日から3月22日まで。「京都にみる日本の文化」をメインテーマに京都のさまざまな魅力を発信する。今年の改元と来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」放映にちなみ、「京の御大礼 雅の御所文化」「明智光秀と戦国の英傑たち」という二つのサブテーマも設定。
門川大作市長は「わくわくする企画内容だ。京都が混んでいるといわれるが、ごく一部。その対策も含めたキャンペーンで、皆さまのご理解をもって取り組みたい」とあいさつ。
京都市観光協会の池坊専好副会長は「趣の異なる二つのサブテーマが両立するのは京都の長い歴史と伝統があればこそ」。JR西日本の室博執行役員営業本部長は「リピーターだけでなく、新規顧客の獲得に力を入れたい。3月16日には梅小路京都西駅が開業する。混雑が進み、分散化が課題となっている京都観光で、新駅がサブゲートの役割を果たせればいい」と述べた。
あいさつする門川市長