京都府旅館ホテル生活衛生同業組合は2日、京都市中京区の本能寺文化会館で通常総会を開催した。2015年度の事業報告、決算報告、16年度の事業計画、予算を承認した。
冒頭のあいさつで北原茂樹理事長=写真=は、新法制定など制度設計が進む民泊に関して、旅館・ホテルの営業にもたらす影響などを問題視。「どういったルールが京都の地にふさわしいのか決めなければならない。われわれにとって死活問題だ。京都の宿泊は素晴らしいという評価を維持、継続するためにはしっかりと対応していく必要がある」と述べた。
16年度の事業計画は、(1)組合組織の強化(2)営業の振興(3)過当競争対策(4)防災安全対策—などを挙げた。また、宿泊税導入には反対する姿勢を示している。