京都府福知山市は12日、福知山城を築いた戦国武将・明智光秀の魅力と福知山とのつながりを全国に発信する「『明智光秀が築いた城下町 福知山』特別大使」に明智光秀の子孫とされるタレントのクリス・ペプラーさんを起用、大橋一夫市長が委嘱状を交付した。同日には「知られざる明智光秀プロジェクト」の始動も発表、光秀をメインに観光客増を狙う。
同市は「明智光秀ゆかりのまち」として、福知山城をはじめ、光秀の霊が合祀されている御霊神社、光秀の治水対策の名残りと伝わる明智藪などを有する。2020年のNHK大河ドラマでは、光秀が主人公となる「麒麟がくる」が決定している。
同プロジェクトは、光秀の功績や知られざる側面、光秀と福知山とのつながりを市内外の人々に知ってもらい、市内のゆかりの地を訪れてもらうもの。
同プロジェクトではまた、光秀の功績や史実、市について世間のイメージを明らかにする「明智光秀イメージ調査」を実施。若い世代を中心に「策略家」「裏切り者」というイメージを持たれている一方、シニア世代には「教養人」と認識されていることが分かった。
光秀のイメージや好感度、福知山の認知について経年変化を把握するため、大河ドラマが放送される20年度まで継続調査を実施する。
タレントのクリス・ペプラーさん(右)と大橋一夫市長