来年春に開業する京都鉄道博物館(京都市下京区)の屋外展望デッキ「スカイテラス」が8月30日、報道関係者に公開された。
スカイテラスのコンセプトは、「なにも遮るもののない青空の下、京都鉄道博物館の開放的な屋上広場で爽やかな風と花や緑に囲まれた絶景のなかで、博物館を満喫してもらう」。
開放的な空間でほぼ360度を見渡せる。トレインビューが特徴で、新幹線やJRの列車の走る様子が見られる。遠くには京都タワーや、世界遺産の東寺五重の塔も望める。また、同日に閉館となった梅小路蒸気機関車館から京都鉄道博物館に引き継がれる扇形庫やSLなども見られる。
スカイテラスの延べ床面積は約900平方メートルで、地上からの高さは約12.5メートル。8月30日の披露セレモニーには、門川大作京都市長、真鍋精志JR西日本社長が出席。
新博物館の開館に向けて門川市長は「来春、京都に日本最大規模の鉄道博物が開館する。多くの人に楽しんでもらいたい」。真鍋社長は「花と緑に囲まれた博物館としてオープンしたい」と抱負を述べた。
「スカイテラス」で握手する真鍋社長(右)と門川市長