日本旅館協会北海道支部連合会は宿泊実績調査の10月の結果を発表した=表。対象施設123軒のうち111軒が回答。前年同月比で宿泊人員は21.9%増、コロナ禍前の2019年の同月比では約30%減となった。
宿泊人員の月別の前年同月比は6月が230.0%増、7月が59.1%増、8月が50.9%増、9月が95.2%増と増加が続くが、依然コロナ禍前比では7割程度にとどまっている。
10月は、「どうみん割」に続き11日から始まった「HOKKAIDO LOVE!割」(全国旅行支援)により、前月に続き人員は堅調に推移した。マラソンや祭りなどのイベント、紅葉や連日の好天なども相まって、道内全域で「好調に集客した」「問い合わせが多かった」「昨年よりもお客さまが来やすい環境だった」との回答が見られた。他方、同支援策開始に伴う館内業務やシステムトラブルへの対応に苦慮する施設もあった。
各旅館から10月の動向について、次のような声が上がっている。
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