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TEmPlatのキックオフセミナー
観光ビジネスに関わる事業者や研究者らでつくる「観光立国プラットフォーム」(TEmPlat、理事長=小野田金司・大阪観光大学特任教授)は6月29日、東京都内でキックオフセミナーを開いた。同団体の設立発起人や理事を中心に約50人が参集。今後展開する観光リカレント事業や共創コミュニティについて確認したほか、今後の活動拡大に向け、相互交流を行った。
TEmPlatは、大阪観光大学が昨年度観光庁から受託した「ポストコロナ時代における観光人材育成事業」の、観光地経営人材育成教育プログラム開発事業の講師陣やインバウンド・デジタルマーケティング協議会のメンバーらを理事として構成。村山慶輔・やまとごころ代表、高岡謙二・エクスポート・ジャパンCEOが副理事長に就いたほか、井口智裕・雪国観光圏代表理事らが理事に名を連ねた。
今後、観光庁の「観光人材ガイドライン」に基づき、観光地経営や観光産業に関するカリキュラム「ツーリズムエンパワーメントリーダー養成講座」を大学らと共同で展開する。地域観光に携わる人だけでなく、これから観光事業に関わりたい人などが観光の基礎やデジタルマーケティングなどを学べる仕組みを提供。観光人材の確保に取り組む。2カ月に1回程度、セミナーも実施する予定。
さらに交流会などを企画して受講生と講師陣が参加、交流できるコミュニティづくりも積極的に進め、継続的なリカレント教育を行う。
同時に会員企業同士の連携や異業種交流、地域の課題解決につながるビジネスマッチングも行う。
セミナーで活動内容や方針などを説明した小野田理事長は、6月まで理事長を務めていた青森県の十和田奥入瀬観光機構の例などに触れた上で、「地域で観光に携わっていると、観光ビジネスの最前線の人たちに教えてほしいことがある。観光ビジネスの『スター』に気軽に相談できるコミュニティを作って、地域で頑張ろうという人材を応援し、観光立国の実現につなげたい」と意欲を語った。またビジョン、ミッションを皆で考えていこうと呼びかけた。
セミナーでは理事らに加え、一般の参加者らもスピーチを行い、事業や課題感を共有したほか、名刺交換などを通してネットワークづくりを行った。
TEmPlatの年会費は、正会員が6万6千円、一般会員が1万1千円。問い合わせはinfo@jidmc.jpまで。
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