
東京スター銀行は、アレンジャーを務めるシンジケートローンで成果をあげる。ロンドン証券取引所グループが公表したレポート(日本国内分)によると、2023年に同行が主幹事として関わった案件は、26件・1214億円で、第二地方銀行ではトップだった。協調融資の組成に取り組み始めた15年以来、他金融機関との関係づくりに奔走するなど主幹事としてのノウハウを蓄積してきた。
同行は行員の約7割が転職者で、シンジケートローンの知見も経験者採用によって積み重ねてきた。専門部署のシンジケーション・クレジット業務部の28人のうち組成を担当する行員も、5人のうち3人が中途採用だ。15年当初の成約は数件だったが、コロナ前の19年には38件に達した。【記事提供:ニッキン】
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