企業が選ぶ今年のキーワードは「トランプ2.0」―。帝国データバンクが1月、全国の企業に「2025年の注目キーワード」についてアンケート調査を行ったところ(複数回答)、米国の第2次トランプ政権を表す「トランプ2.0」に87.4%と、最も多くが回答した。同政権の政策で直接的な影響を見込む企業だけでなく、間接的な影響を懸念する企業もあり、多くが回答した。
2位以下は「値上げ」(80.9%)、「賃上げ」(74.8%)、「人手不足」(70.0%)、「円安インフレ」(57.1%)、「生成AI」(52.0%)の順。これらの6位までが50%超えとなった。賃金や物価の上昇に関わるキーワードが多く並んでいる。
「値上げ」「賃上げ」を選んだ企業から、「昨年に引き続き、原材料の値上げ分を価格転嫁できなくて採算が厳しい状況」「賃上げ圧力の強まりによるコスト負担の増加は中小企業にとって会社の存続に関わる問題」と、厳しいコメントが寄せられている。
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