急に体調不良になった宿泊客に旅館・ホテルがサービスの一環として無料で提供していた薬。佐藤製薬では、ドリンク剤や胃腸剤などの医薬部外品をカウンターや売店に陳列し、販売してはどうかと提案を始めた。諸経費として計上していた薬代が逆に売り上げになると利点を訴える。
医薬部外品とは、「医薬品と異なり、いわゆる適応性を持つものではないが、本質的には医薬品に準じるもの」(同社)。作用が緩和であり、化粧品と同様に自由に販売できる。
同社が旅館・ホテルでの販売商品として提案するのは、ユンケルローヤルシリーズのローヤルゼリー配合「ローヤルC2」、生薬10種配合の「ローヤルF」のほか、栄養剤「ユンケルローヤル錠」、効き目の早い顆粒タイプの胃腸剤「ハイウルソ顆粒」、など。
コンパクトに商品を並べることのできる専用ディスプレイをセットにして提供する。ディスプレイのサイズは幅270×奥行き200×高さ400センチ。
問い合わせ先は、佐藤製薬新規事業営業部(TEL03・5412・7815)まで。
医薬部外品のディスプレイ