佐賀のタマネギでクラフトビール、信金組織が仕込み式


 全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は10日、東京・羽田の同ネットワークの拠点「よい仕事おこしプラザ」で佐賀県の名産品タマネギを使ったクラフトビール「佐賀たまねぎエール」の仕込み式を行った=写真。

 佐賀県は北海道に次いで全国2位の作付面積を誇る国内有数のタマネギの産地。特に県南部の白石地区で多く栽培されている。「ミネラル分に満ちた豊かな土壌で育ち、程良い甘みが特徴」「特に新タマネギはタマネギ特有の辛みが少なく、サラダによく合う」(同県産業労働部流通・貿易課・小野雅裕課長)。

 同県首都圏事務所の井崎和也所長は「先月、豊洲(東京)で行われた産品フェアに出展し、『甘くておいしい』という声を頂いた」と、評価が高い佐賀のタマネギを紹介するとともに、「どんな味に仕上がるか今から楽しみだ」と県産のタマネギを使ったビールの完成に期待を込めた。完成は約1カ月半後を予定している。

 同ネットワークは全国の名産品を使ったビールやスイーツを開発し、コロナ禍で停滞した各地の経済の活性化に取り組んでいる。

 佐賀県の名産品によるクラフトビールの開発は嬉野市の茶を使った「うれしの茶エール」に次いで2作目。城南信用金庫の川本恭治理事長は「佐賀には魅力的な産品がたくさんある。第3弾、第4弾のビールも考えたい」と述べた。

 
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