信州そばと越前そばをPR 新幹線延伸機に誘客促進


前列右端が峰竜太氏、左側5人が啓新高校そば部の生徒

 長野県と福井県は3月19日、北陸新幹線が16日に延伸開業したことを記念し、両県が誇る「そば」の魅力をPRするイベントを東京都内で開いた。延伸を機に、両県の観光コンテンツであるそばを通して誘客促進を図ることが目的。両県を代表するそば店や観光大使、高校のそば部らが集結し、個性ある互いのそばをアピールした。

 プレゼンタイムでは、両県のそば店が各地のそばの魅力を語った。長野県からは、山口屋(長野市)の山口寿文氏が日本三大そばの一つ、戸隠(とがくし)そばを紹介。戸隠そば作りに欠かせない「超軟水弱アルカリ性」の水や、伝統的な打ち方「一本棒、丸延ばし」などを紹介し、おいしさの秘訣を伝えた。山口氏は、「戸隠には年間150万人がそばを食べに訪れる。ぜひ戸隠に来て水と一緒に召し上がってほしい」と呼び掛けた。

 福井県からは、たからや(福井市)の宝山栄一氏が越前そばを紹介。昔から土地に根付いてきた「在来種」が独特の味や香りを深めると強調し、「福井県は昼夜の寒暖差が大きく、名水にも恵まれている。北陸新幹線の開業を機に多くの方に福井のそばを食べに来てほしい」と伝え、「『香福の極み越前そば』をキャッチフレーズに、認知拡大を目指す」と述べた。

 会場には、長野県永久観光大使でタレントの峰竜太氏と、「23年全国高校生そば打ち選手権大会」で優勝した、福井市の啓新高校そば部が応援に駆け付け、両県のそばへの思いを語った。峰氏は、「信州そばだけでも約30種類。好きなそばや食べ方を見つけてほしい」と伝えた。

 後半は、メディア向け試食会を実施。当日、北陸新幹線で各県から東京駅まで運ばれた打ちたてのそばが振る舞われ、首都圏からのアクセスの利便性もアピールした。


前列右端が峰竜太氏、左側5人が啓新高校そば部の生徒


当日北陸新幹線で両県から届いた戸隠そば(左)と越前そば

 
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