信用金庫業界は、能登半島を応援する定期積金の寄付スキームを活用し、北陸地区の復興を支援する。信金中央金庫が定期積金の取り扱いを全国の信金に呼びかけ、その預入額の0・25%相当額に、信金中金が拠出した6千万円を合算した最大3億1千万円を石川県内の6市町に贈る。業界連携で復興応援定期を活用して寄付するのは、2011年5月~16年3月末に東日本大震災の支援で実施して以来8年ぶりとなる。
信金中金が10月末、募集総額1千億円の「能登半島復興応援定期積金」の取り扱いを開始した。期間は25年2月末まで。寄付金は3月に、七尾・輪島・珠洲各市、志賀・穴水・能登各町に均等に贈呈する。復興事業に充てられる予定で、その実行を支援する推薦信用金庫は、のと共栄・興能の2信用金庫が務める。事業期間は、寄付後3年間とする。
会員向け記事です。