関東地区公立中学校連合の2024年度修学旅行出発式が8日、東京駅東海道新幹線の出発ホームで開催された＝写真。今年度はこの日の東海道新幹線第1便を皮切りに、同連合から9月28日まで延べ748校、10万7617人の生徒が関西をはじめ北海道、東北、信州、北陸方面へと向かう。
出発式では、まず主催者の関東地区公立中学校修学旅行委員会を代表して長井勝利運営委員（埼玉県宮代町立前原中学校校長）があいさつ。生徒代表の5人に「素晴らしき歴史、伝統・文化、人々との出会い、仲間との絆をさらに深めるなど、感性豊かな体験をしてきてほしい」と述べた。
続いて全国修学旅行研究協会の岩瀨正司理事長は「学校3年間約千日ある中のたった2泊3日だが、たぶんあなた方にとっては一瞬にして永遠の2泊3日になると思う。さまざまなことを学んできてほしい」と語った。
生徒代表の1人、さいたま市立土合中学校の村野仁香さんが「今日からの3日間、仲間とともに最高の思い出をつくりたい」と述べた後、他の生徒代表がＪＲ東海の各出席職員に花束を贈呈。ＪＲ東海の和知勝之・東京駅長が「修学旅行を通して一生の思い出をたくさんつくってほしい。皆さんがたくさん学んで、安全に帰ってくることを祈念している」と答礼し、ＪＲ東海から各学校へ記念品が贈呈された。
