
トークセッション
全国各地の個性的な宿の組織「日本味の宿」がファンクラブを発足させ、その「設立の集い」を6日、東京都内で開いた。顧問を務める作家で医師の柏井壽氏、放送作家・脚本家の小山薫堂氏らが「宿とは」をテーマにトークセッションを行うとともに、宿の関係者、常連客ら参加者同士が交流を深めた。
代表を務める山本享平氏(滋賀県・旅館紅鮎)が「皆さまとの関係性を深める機会としたい」と今回の開催趣旨を説明。加盟施設の代表がそれぞれの宿の特徴を説明した。
トークセッションで柏井氏は「『味わい深い宿になってもらいたい』との願いを込めて、会の名称を『味の宿』とさせていただいた。味わい深い宿とは、女将や主人の顔が見える宿だ」、小山氏は「人々が宿に期待するのはそこにいる人であり、体験だ」とそれぞれの宿に対する思いを披露した。
日本味の宿は、「日本の各地域の魅力を発信し、心豊かなもてなしを行う個性あふれる宿の会」。加盟施設は全国に34軒。今回発足させたファンクラブでは、宿泊料割引や客室グレードアップなどの特典を会員向けに用意している。
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