山形市蔵王温泉の蔵王四季のホテル(蔵王カンパニーグループ、伊藤聖社長)は6月30日、新型コロナウイルス感染症に尽力する市内の医療・保健従事者を応援するため、同ホテルの入浴施設を日帰りで利用できる入浴券2千枚を同市に贈った。
市役所で行われた贈呈式で伊藤社長は「第2波が懸念される状況であり、コロナとの闘いは長期化が予想される。気分転換に温泉入浴は最適。時間の空いた時にゆっくりと湯舟に漬かり、英気を養ってもらえば」とあいさつした。
これに対し佐藤孝弘市長は「観光業界はコロナ禍で営業自粛を含めて大きな被害を受け、苦労も多いと伺っている。市としても社会経済活動と感染予防の両立に向け、対策をとっていく」と述べた。
市では、入浴券を市立病院済生館や市保健所の医療従事者に配布するという。
佐藤市長(右)に入浴券を手渡す伊藤社長