全国修学旅行研究協会(岩瀨正司理事長)は7月22日、「第39回全国修学旅行研究大会」を東京都千代田区の学士会館で開催した。主題は「学びの集大成を図る修学旅行」で、2020年度修学旅行状況調査の結果を報告したほか、夜間中学校の前校長を招いて実践事例発表などを行った。オンライン視聴も含め教育旅行関係者や学校など160人が参加した。
同協会調査研究部長の石原輝紀氏が20年度全国公私立高等学校・中学校修学旅行実施状況調査の結果をもとに新型コロナウイルス感染症が与えた修学旅行への影響について報告。修学旅行実施率は高等学校で31.3%、中学校で56.0%だったことなどを示し、「全国で約86万人の中高生が修学旅行の機会を失った。次年度へ延期した学期も加えると100万人を超えている」と述べた。
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