河村市長によるトークショー
全国旅行業協会（ＡＮＴＡ、二階俊博会長＝衆院議員）は15日、愛知県の観光振興と国内観光の活性化を図るイベント「第18回国内観光活性化フォーラムｉｎあいち」を名古屋市の名古屋国際会議場で開催した。全国から集まったＡＮＴＡ会員や一般入場客など約1500人に愛知観光の魅力をアピール。会員5400社の総力をあげて、3月から12月までの10カ月間に愛知県へ10万人を送客するキャンペーンを実施することが決まった。
開会式では地元実行委員会の森川雅史委員長による開会宣言の後、政務により欠席した二階会長からのメッセージを近藤幸二副会長が代読した。二階会長は、「観光産業はコロナ禍の3年以上にわたり大打撃を受け、ようやく本格的な復興期に差し掛かってきた。初の都市型大型開催となる今回の愛知フォーラムは、観光産業が完全復活を果たす起点として、わが国が新しい観光旅行の道を歩み出す重要な第一歩として、実り大きい機会になる」と期待した。
さらに「観光は平和の地のみに成立しうる産業であり、観光産業の推進は平和の推進にも直結する。私たち5400社のＡＮＴＡ会員の一人一人は世界中の人々に笑顔と感動を与える崇高な仕事に従事しているという矜持（きょうじ）を胸に前進していこう」と会員に訴えた。
二階会長のメッセージを読み上げる近藤副会長
続いて来賓として観光庁の髙橋一郎長官が「限りない可能性を持っている地方に国内外の大きな観光誘客の流れをつくらなければいけない。その中で全国旅行協会の皆さまにおかれては、着地型旅行の商品造成にも力を尽くしている。これは古くからのお付き合いのある地域の関係者の方々との絆、地域を隅々まで知り尽くした方々でなければできないことであってまさに地域において豊かな旅をつくる上で大変大事な取り組みだ」とＡＮＴＡ会員を称えた。
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