
商工組合中央金庫は、預金・貸出金などのデータの利活用を強化する。2024年度内に、支店長や次長ら約300人を対象とした「ダッシュボード」機能のプロトタイプを開発し、全営業店で利用を開始する。25年度上期に利用者の意見を募りながらブラッシュアップし、営業戦略の立案などに役立つツールを作り上げていく。
ダッシュボードとは、さまざまな情報を集約して一覧表示する機能を指す。商工中金は、データ分析ツール「Tableau(タブロー)」を活用して構築。過去3年分の預貸金の平残や末残、ソリューション収益を表示できるようにした。時期や地域、業種、信用格付け区分などに応じてフィルターをかけることも可能。トレンド分析や各営業店の取り組み状況の把握などの活用を想定している。【記事提供:ニッキン】
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