全国旅行業協会(ANTA)の事業受託会社、全旅(池田孝昭社長)は9月から、はとバスと提携し、「全旅ラッピングバス」の運行を始めた。全旅クーポン会員の利便性向上と全旅のPRを目的としたもので、東京観光ツアーなどを催行する会員に利用してもらう。
お披露目式を1日、東京都港区の日の出桟橋で開催した。全旅ラッピングバスははとバスカラーの黄色を基調とし、側面に青色で大きく「全旅ツアー」「地旅」の文字がデザインされている。
池田社長は「ラッピングバスを利用して全旅や地旅の知名度、信用度を高めていきたい」とあいさつ。来賓の二階俊博ANTA会長は「たいへんいい企画だ。ANTA会員がバスを借り切ってツアーを組んでいきたい」と協力姿勢を示した。
ラッピングバスは全旅がはとバスから1年間買い上げた。11月までの3カ月間の貸し出し状況はすでに3分の2程度が予約で埋まっており、利用状況は上々だ。
全国のクーポン会員に東京観光のツアーで活用してもらうほか、空いている日には東京発の着地型旅行商品「地旅」を企画していく予定だ。
ラッピングバスを前にあいさつする二階会長