全国旅行業協会(ANTA)の事業受託会社、全旅(池田孝昭社長)は、JR東日本(清野智社長)と3月25日、国内旅行業務提携契約と募集型企画旅行商品の受託販売契約を締結。日本旅行(丸尾和明社長)とは、全旅クーポンで日本旅行の旅行商品の代金を精算できる業務提携を4月1日付けで結んだ。
5月上旬からJR東日本の募集型企画旅行商品「びゅう」の受託販売を開始する予定。宿泊と鉄道をセットにしたユニット商品の提供を受け、着地型旅行商品「地旅」を組み合わせた募集型企画旅行商品の造成、販売も行っていく。
JR東日本では、募集型企画旅行商品「旅市」でのランドユニットとして地旅を活用する。
一方、日本旅行との業務提携で、全旅クーポン会員の旅行会社が、自社で取り扱った日本旅行の国内・海外旅行商品や宿泊券を全旅クーポン会の精算サイトで支払える。クーポン会員の利便性が高まり、取り扱いも拡大できるメリットがある。
日本旅行は、全旅クーポンが100%全額保証であるため債権管理の手間が不要になるなど業務の効率化が図れるとともに、クーポン会員との取引が可能になる。