
全国から参集した組合員を前に井上新会長があいさつ
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は14日、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で第101回全国大会を開いた。大会テーマは「地方観光復活元年」。前日の通常総会で会長に就任した井上善博氏(福岡県・ほどあいの宿六峰舘)があいさつに立ち、「地方創生のけん引役はわれわれ宿泊業だ。そのような自覚と責任をもって取り組まなければならない。宿泊業の復活へ、粉骨砕身努力する」と全国から参加した組合員らを前に決意を述べた。
井上新会長は「民泊問題、そして新型コロナウイルス感染症対策と、社会を揺るがす難しい問題に果敢に取り組んでこられた。業界のリーダーとして懸命に務めていただいたことに心から感謝申し上げる」と3期6年会長を務めた多田計介前会長に謝意を述べ、壇上で感謝状と花束を贈呈した。
井上新会長は今年2月の衆議院予算委員会の公聴会で公述人として意見陳述し、コロナ禍における宿泊業界の窮状を述べるとともに、観光立国推進へ、日本固有の宿文化が大きな武器になると訴えた。
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