全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)シルバースター部会の多田計介部会長(石川県・ゆけむりの宿美湾荘)は8日、東京ビッグサイトで開かれた「スパ&ウエルネスジャパン2015」(UBMメディア主催)で、「長寿社会に応える『人に優しい宿』の取り組み」と題して講演。高齢者など、全ての人に優しい取り組みを進める同部会とシルバースター登録制度の意義をアピールした。
多田氏は平成9年のシルバースター部会設立から現在までの歴史を振り返るとともに、「登録施設は思いやりの気持ちを持って、どうしたら皆さんにとって快適な宿泊環境を提供できるかを常に考えている」「大手宿泊予約サイトと連携し、シルバースター登録施設の宿泊商品をサイトで販売。登録施設の販売状況が他の宿泊施設に比べて2割程度よいことなどが報告されている」と、現在の事業内容について説明した。
さらに「高齢者や障害者の皆さまは毎日のようにわれわれの施設に来られており、その数は今後も増えていくだろう。シルバースターはその受け皿として、受け入れ態勢の整備と人に優しい宿づくりの啓蒙活動に今後も努めてまいりたい」と述べた。
講演する多田氏