全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の中小宿泊施設観光総合対策委員会(井上善博委員長=福岡県・六峰舘)は12月4日、東京の全国旅館会館で第6回委員会を開いた。委員会が選定した3カ所の「賑(にぎ)わい観光創造モデル地区」について、誘客のアクションプランの草案を提示。各地区や委員の意見を踏まえた上で、正式なプランを早期に作成する。
事業は全国の観光地の誘客をサポートし、各地の中小宿泊施設の活性化を目指す取り組み。参画する観光地を募ったところ、12地区が応募し、秋田県男鹿温泉郷(男鹿市)、群馬県四万温泉(中之条町)、熊本県内牧温泉(阿蘇市)の3カ所が選定された。
委員会は現地視察を通して各地区のセールスポイントや問題点を把握。それに基づく誘客に向けたアクションプランの草案をこの日までに作成した。
草案は各地区が持ち帰り、アレンジするなどして1月9日に開く第7回委員会に提示。委員らの意見を踏まえた上で、プランの早期完成を目指す。