全日本シティホテル連盟(JCHA、清水嗣能会長)が8日に発表した会員ホテルの9月の全国平均客室利用率は39.3%で、前年同月比43.2ポイント減となった。
シルバーウイークの稼働は好調だったものの、関東、特に東京がGo Toトラベルに含まれていないこともあり、全体的に低稼働が続き、動きが少ない状況が続いた。
調査は237会員ホテルのうち123軒から回答を得た。
地域別での利用率のトップは69.4%の北陸。次いで、59.4%の北海道、56.7%の東北、54.3%の甲信越など。
利用率が低かった地域は、34.2%の関東、36.8%の中国、37.2%の九州、38.3%の近畿など。前年同月比で利用率が上がった地域は、全てが悪く、該当はない。
また同連盟は、10月からGo Toトラベル事業に東京が含まれるのに先立ち、フロントやレストラン、館内設備などにおける感染拡大防止策の確認を呼び掛けた。