日本旅行は今年7月15日、7年3カ月ぶりに全線運転を再開した南阿蘇鉄道(熊本県)の特別トロッコ列車に乗車する「南阿蘇・高森を巡る旅2日間」をこのほど発売した。10月15、22日、11月12、19日発の計4回催行。
南阿蘇鉄道は2016年4月に発生した熊本地震で被災。運転再開に向けて復旧工事を進めてきたが、部分開通を経てこのほど全線運転を再開した。
今回は運転再開を記念して、JAL、JR九州、熊本県観光連盟と共同でツアーを企画。トロッコ列車「ゆうすげ号」を貸し切り、同鉄道の全線(高森駅―立野駅間)に乗車するほか、車内ではJAL、JR九州、南阿蘇鉄道の3社による特別ツアーガイドを行う。参加者には日本酒「阿蘇の酒れいざん」の特別ボトル、運転再開を記念した焼印入りの升をプレゼント。
熊本地震の記憶や教訓を展示する「熊本地震震災ミュージアムKIOKU」(南阿蘇村)の見学、高森町を拠点に活動する「096k(オクロック)熊本歌劇団」の鑑賞も盛り込んだ。
羽田、伊丹発着のJAL利用プラン、広島、博多など発着のJR利用プランを設定。JR利用プランが4万8500円から。