北海道の函館ホテル旅館協同組合は、函館市内や近郊の歴史・文化の探訪やモノづくり、自然体験など体験型観光を紹介するリーフレット「函館で体験したい60のアクティビティ」を作成し、函館圏の新たな観光のPRと誘客に力を入れている。
市内やJR函館駅から90分圏内の近郊で楽しめる体験メニューを選び、地元の旅行会社と連携してA2判のリーフレットにまとめた。裏面には市内や近郊にある60の宿泊施設も掲載。3万部を作成し、函館駅や市内の観光案内所、道央・道南地域の道の駅などで配布するとともに、ホームページにも専用ページを設けて広く発信している。
新型コロナで3密を避ける個人やアウトドア型の観光へのニーズが高まる中、観光名所巡りと違った体験コースを提供し、旅行客の長期滞在につなげるのが狙い。
市内での「キックスクーターで探訪」「お寺体験」「ステンドグラスづくり」などのコースや、近郊での「カヌー川下り」「山麓の森歩き」「漁船クルージング」「イカ釣り」など多彩な体験メニューを設定。冬季のアクティビティも紹介している。
同組合の遠藤浩司理事長は「夜景など観光名所が豊富だが、いろんな体験ができることも知っていただき、ゆっくり滞在して楽しんでほしい」と話している。