日本自動車連盟(JAF)はこのほど、同社のロードサービス隊員が着用している制服を新たな製品へと生まれ変わらせる「アップサイクルプロジェクト」を開始した。資金調達のため、8月30日までクラウドファンディングを実施している。
クラウドファンディングのリターン品にもなるアップサイクル製品は、トートバッグ専門店「ROOTOTE(ルートート)」(東京都渋谷区)と共同でデザインしたトートバッグや傘ケースなど。国内の職人が一つ一つ手作業で仕立てる。
ロードサービス隊員の制服は、安全性や視認性を考慮し一定期間で廃棄されている。これまでは廃棄となった制服は細かく裁断し、フェルトなどの繊維資材として再利用する「リサイクル」を行ってきたが、同プロジェクトでは制服の丈夫な素材やオレンジ色を生かした「アップサイクル」を行い、新たな製品としての活用を図る。
また、リサイクルは製品を原料や材料に戻す際にエネルギーを必要とするが、アップサイクルは製品の特長を最大限生かすため、より環境への負荷軽減が期待できる。
同プロジェクトに関する問い合わせはJAF東京支部TEL03(6833)9130。