全国旅行業協会(ANTA)の事務受託会社である株式会社全旅(池田孝昭社長)は6日、創立35周年記念式典を石川県・和倉温泉の加賀屋で開いた。ANTA会員や全旅クーポン受入会員など約350人が参加し、盛況だった。
冒頭のあいさつで池田社長は「生みの親であるANTAは公益法人改革で大変な時期。35歳の親孝行として、5800ANTA会員の仕事の手伝いを頑張らなければならない」と意気込みを語り、旅館・ホテルなどのクーポン受入会員には「なくてはならないパートナー。その理解と協力によって事業が着実に推移している」と謝意を示した。その上で「頼りがいのある全旅を目指すので、今後も皆様の大きな力をいただきたい」と一層の協力を懇願した。
続いて、ANTAを代表して木村茂男副会長が登壇。二階俊博会長のメッセージを「ANTAの保険事業を担う会社として発足し35年、ANTA会員の信用の向上と旅行業界の発展に努めてきたことに深く敬意を表する。ANTA会員の良きパートナーとして、今後の観光産業の担い手として、さらなる躍進を祈念している」と代読した。
式典は、柴田耕介・国土交通審議官を招いての記念講演「観光庁の設置を控えて」のほか、演歌歌手・三船和子さんのミニコンサートもあり、豪華なプログラムで35周年を祝した。
あいさつする池田社長