加賀温泉郷がPR会議 「ゆのまち加賀」など紹介


あいさつする宮元市長

 石川県加賀市は2日、リッツカールトン大阪(大阪市)で「観光PR会議・感謝の集い」を開いた。加賀温泉駅に新設のにぎわい施設「ゆのまち加賀」などについて最新の情報を提供したほか、山代、山中、片山津の各温泉地が今後整備される観光スポットや展開するキャンペーンなどを発表。旅行会社関係者らに誘客拡大への協力を呼びかけた。

 加賀市は1日に加賀温泉駅高架下に開業したゆのまち加賀について説明。観光情報センターのほか、土産店や金沢発のクラフトビール店が開店したことを紹介したほか、バスやタクシーを使って3温泉地をお得に巡れる「ECO乗りクーポン」を紙からデジタル化したことなどをアピールした。

 山中温泉は2022年から取り組む「アートの街」としての取り組みや観光施設「加賀依緑園」「山中温泉ししがしらんど」を紹介。このうちアートプロジェクトの一環として、来年3月20~23日に山中温泉芸術文化浴「はじまりの芸術祭」を行うと発表した。山中座での新スタイルの山中節の公演や山中の四季をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映会、その他地元芸術家や住民主体の体験交流型プログラムなどを実施する。

 山代温泉は来年開湯1300年を迎えることから「しあわせを湧かして1300年」をキャッチコピーにデジタルスタンプラリーやにぎわいイベントを展開することを発表。記念事業として、カフェや屋内遊戯施設などを配置した「あいうえお学舎」を併設した大型公園「やましろ・あいうえおの杜(仮称)」を整備するとして、公園の概要を説明した。

 片山津温泉は、柴山潟でのカヤックやサップ体験、8月の期間中毎日上がる湖上納涼花火まつりなどを紹介。水上でカヤックから湖にうつる花火を楽しむ体験メニューなども来年から実施する予定という。さらに温泉旅館のそばの4カ所から斜めに打ち上がるプライベート花火のプランなどをPRした。

 PR会議後の感謝の集いでは、宮元陸加賀市長があいさつ。「元日に能登半島地震が発生し、10カ月たってようやく復旧復興の音が聞こえるようになってきたが、まだまだ傷痕は深い。新幹線開業に伴う改築で、1日にようやく駅施設が全面開業した。加賀温泉が元気にならねば能登も元気にならない。引き続き誘客などご協力賜りたい」と呼びかけた。


あいさつする宮元市長

 
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