北海道は、道内外の学校が道内で行う教育旅行の際のコロナ感染防止の取り組みに要する費用を支援する教育旅行支援事業を今年度も実施することとし、交付申請の受け付けを4月末から始めた。実施は3年連続で、今年度の予算額は15億8千万円。
貸し切りバスや宿泊施設での密を防ぎ、子供たちが楽しみにしている教育旅行を中止することなく実施してもらうとともに、バス事業や宿泊業の支援にもつなげる。
対象となるのは、小、中、高校や専修学校など高校卒業課程までの学校が4月1日から来年3月10日までに道内で実施する教育旅行で、道外からの学校も対象となる。
支援金の額は、「貸し切りバス等追加借り上げへの支援」として、通常1クラス1台での利用を2台に増車して実施する場合に1台1日当たり最大14万円、日帰りのスキー学習などで増車する場合に同8万2500円。「宿泊部屋数増への支援」として、1部屋当たりの宿泊人数を減らし、部屋数を増やして実施する場合に1人1泊当たり最大3千円を、それぞれ必要日数分を支援。どちらか一方だけの利用や併用もできる。
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