国内有数のリゾート地である北海道ニセコ地域で、爽やかな高原の景色や星空を楽しみながら周遊してもらうオープントップ型の2階建て観光バス「スカイバスニセコ」＝写真＝の運行が7月20日から始まる。倶知安観光協会が夏場の集客につなげようと東京のバス事業者から2台をリースし、ニセコリゾート観光協会などと連携して運行。今季で3年目となる。
期間は8月18日までの30日間。昼はニセコパノラマ号としてＪＲ倶知安駅―道の駅ニセコビュープラザ間（約34キロ）4往復、夜はニセコナイト号として、同―ニセコ駅間（約33キロ）を2往復する。途中、観光施設やホテル、レストランなどで停車し、利用者はそこで降りて観光や食事を楽しみ、次の便で移動することができる。
所要時間は1時間10分から1時間30分で、各便の定員は50人。チケットは3枚つづりの回数券になっており、大人（中学生以上）が2千円で子供が千円、1日乗り放題券は2200円。今季は同乗するアテンダントの説明や英語版の音声ガイドを強化し、地元産の飲むヨーグルトをプレゼントするなどの特典も設けた。
チケットは7月1日から販売。ウェブサイトからの電子チケットの購入は1割引きとなるほか、ＪＲ倶知安駅やニセコ駅内の観光案内所で通常のチケットを販売している。
倶知安観光協会では、昨年の好評を受けて25％増の7500人の利用を見込んでおり、「ニセコ地域の周遊や滞在中の食事へのお出かけなど、夏のニセコの新しい楽しみ方として多くの皆さんに活用していただきたい」と話している。
