北海道上川町の西木光英町長や層雲峡観光協会の西野目信雄会長ら層雲峡温泉の関係者6人が6日、東京・池之端の観光経済新聞を訪れ、最新の観光情報を伝えた。
西木氏は観光の状況について、「2024年度上半期の宿泊客は前年同期比17%増となっているものの、コロナ禍前と比べ8割弱の水準にとどまっている」とした上で、「常に新しいことに挑戦しながら、まちづくり、観光地域づくりを進めていく」と意欲を示した。
また、西野目氏は「少しずつ単価を上げていきたい。それに見合うよう、内容も良くしていこうと各施設とも取り組んでいる」と述べた。
層雲峡温泉の冬の一大イベント「氷瀑まつり」は来年1月25日から始まるが、第50回の節目となることから、3月9日までの期間中、夜間には毎日花火を打ち上げる予定だ。営業時間も早め、昼からとすることで集客増につなげる。入場料は千円、団体旅行は800円とする。
昨年には森林内にマウンテンバイク(MTB)コースが開設され、今年から本格運用されている。町と地域おこし会社、山守人(山梨県南アルプス市)と協定を結び、観光振興とともに、主要産業である林業や森林への関心を高めてもらうのが狙いだ。
本社を来訪した層雲峡関係者(右から3人目が西木町長、4人目が西野目会長)