
ガラス張りが映えるエントランスと外観
通信販売大手のベルーナ(埼玉県上尾市)は1日、札幌市中心部に宿泊特化型の高層ホテル「札幌ホテル・バイ・グランベル」を開業した。
26階建てで客室数は中心部最多の605室、宿泊定員は1924人。
場所は北海道新幹線のホームができる札幌駅の東エリアで、今後のインバウンド増加や新幹線開業による需要増を見据えての立地。
外観は、積雪地域の環境を考慮した全面ガラス張りで、同エリアのランドマークとして周囲にも映える。
最上階の26階に地上100メートルの眺望を生かしたレストランを設け、25階には、地下千メートルからくみ上げる天然温泉のスパと本格的なサウナを設置。レストランでは、北海道産の食材を使ったこだわりのディナーを4月から提供する。
客室は2~24階で、ゆったりした広さのコーナースイートやスイートからスタンダードタイプまでの8タイプ。
1階はフロントとロビー、それにブッフェスタイルの朝食を提供するオープンテラス付きのメインダイニング。ダイニングの中央には暖炉を設け、温かい雰囲気の中で朝食や飲み物を楽しんでもらう。
チェックインは、宿泊者を待たせないよう自動チェックイン機を多く配置してスムーズな手続きを確保。
内装や調度は、北海道らしさをテーマに、札幌軟石などを取り入れ、シックで明るい色調に統一。安心感ある心地よい雰囲気の中で温泉や眺望も楽しみ、ゆっくり滞在してもらう。
宿泊料金は、週末や繁忙期を除きツイン1室1泊朝食付きで1人1万6千円(税込み)から。
岡村和樹支配人は「国内外からの旅行客が増えているので、春・夏の観光シーズン前にと、予定を1カ月前倒して開業した。駅近で各地への移動にも便利なホテルなので、多くの皆さんに利用いただきたい。地域と連携し、駅イーストのにぎわいと発展のお役に立ちたい」と力を込める。
ベルーナが北海道内で展開するホテルは6軒目。
ガラス張りが映えるエントランスと外観