北海道観光機構は北海道内の映画やアニメ、テレビドラマのロケ地をめぐる「HOKKAIDO LOVE!ロケーションスタンプラリー」を10日から始めた。道内45カ所に設定したポイントを訪ね、スマートフォンで電子スタンプを集めると、抽選で旅行券などが当たる。
晩秋からの北海道旅をPRし、各地への周遊を促すのが狙いで、実施期間は来年2月末まで。道内には、これまでロケ地となった場所が多いが、そのうちから38カ所を選び、最寄りの空港を含めてポイントに設定した。
映画では、「探偵はBARにいる」(2011年)の札幌市の遊戯施設や「釣りバカ日誌20ファイナル」(09年)の中標津町の温泉、「北の桜守」(18年)の稚内市の港防波堤など。アニメでは「ラブライブ!サンシャイン」(16年)の函館市の五稜郭タワーなど。テレビドラマでは「First love初恋」(22年)の旭川市のロータリーや、「舞い上がれ!」(22、23年)の帯広市の空港などで、設定箇所は道内全域にわたる。
参加は、観光機構のキャンペーンサイトのQRコードをスマホで読み取って登録。登録した参加者が、設定ポイントを訪れると衛星測位システム(GPS)によって自動的にスタンプが付与され、抽選にもエントリーされる。
景品はスタンプ数で異なり、全箇所のスタンプを集めると抽選で1人に10万円の旅行券、10カ所だと10人に旅行券3万円分、4カ所は50人にギフト券5千円分、2カ所は千人にQUOカードペイ500円が当たる。スタンプ1個の全員に参加証のスマホ壁紙がプレゼントされる。
10日には、ラリーのスタートを盛り上げるイベントが道庁赤レンガ前で開催された。観光機構の小金澤健司会長やゲストの鈴木直道知事、タレントの森崎博之さん、滝谷美夢さんが集まった市民にこれからの道内周遊とラリーへの参加を呼びかけた。
道内各地の自治体や観光協会もブースを設置。地元の物産や観光スポットなどを市民にPRした。ラリーの詳細は、観光機構の専用サイト。
赤レンガ前でのオープニングイベント