洞爺湖サミットを契機に北海道観光をPRしようと、北海道運輸局は1日、洞爺湖温泉街の空きホテルに「ツーリスト・インフォメーション・センター」(TIC)を開設した。「洞爺湖周辺地域や北海道、さらには日本の観光魅力を発信し、旅行目的地としての認知を高めたい」(国際観光課)という。
TICを開設するのは旧ホテル洞泉閣と旧富士屋ホテルの2棟で、10日まで開館する。各国政府関係者、メディアを対象としているが、「一般人の来館も歓迎」(同)する。
洞泉閣はJNTOが運営にあたり、観光情報の問い合わせに対応するとともに、全国のパンフレットなどを配布する。また、北海道観光振興機構の協力により、北海道の観光情報も提供する。
外国人を対象にした日本文化体験コーナーも設け、お茶や生け花、浴衣の着付けなどを地元の愛好家やボランティアの協力を得て行う。
富士屋ホテルでは、大型液晶モニターを使った北海道観光のDVD放映やインターネット検索による観光情報を紹介するほか、道産ワインの試飲やチーズの試食ができる体験コーナーも設ける。