2021年度に北海道を訪れた観光客数(実人数)は3495万人で、前年度比4.7%だったことが道の調べで分かった。「回復基調にあるものの、新型コロナ感染拡大前の19年度のおおむね7割にとどまっている」(観光振興課)という。依然として厳しい状況が続いている。
観光客のうち、道内客は同3.6%増の3234万人、道外客は同21.4%増の261万人だった。外国人観光客は入国制限などの措置が取られたため、ゼロとなっている。日帰り客は同2.7%増の2701万人、宿泊客は同12%増の794万人。
6圏域の観光客数の主な特徴は次の通り(数字は延べ人数)。
道央=7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」(千歳市、伊達市、洞爺湖町)が世界遺産に登録されたほか、夏季のイベント開催による観光客増があったことから、前年度比6.1%増の4533万人となった。
会員向け記事です。