北陸地方の訪日客が増加傾向 JNTOが誘客促進・情報発信強化 一方で各地への周遊などに課題も


ゴールデンルートに代わる新ルート形成へ

北陸地域のインバウンドが伸びている。特に石川県の外国人延べ宿泊者数はコロナ前の19年比で倍増のペースだ。北陸新幹線の延伸を受け、東京―関西間を東海道で移動するゴールデンルートに対し、北陸経由の新たなルートが形成されつつある。現状では金沢への宿泊が多いとみられるが、富山、福井など周辺県にも足を延ばす外国人が増える可能性を秘めている。日本政府観光局(JNTO)では、北陸地域の訪日プロモーションを強化しているほか、震災からの復旧・復興の状況に応じて能登半島の情報も発信し、観光復興を支援していく方針だ。

 観光庁の宿泊旅行統計調査(第2次速報値)によると、石川、富山、福井、新潟の4県の外国人延べ宿泊者数は、2024年1~10月累計で250万5千人泊。23年同期比で93%増、19年同期比で57%増。特に石川県は179万8千人泊で、23年同期比129.8%増、19年同期比119.3%増となった。

 北陸地域のインバウンド増加要因について、JNTOの各海外事務所は次のように分析する。

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