金沢芸妓の踊りに外国人も見入っていた
金沢、富山、福井の北陸3市は7月20、21の両日、ＪＲ西日本の協力の下、ＪＲ大阪駅で北陸新幹線金沢・敦賀開業を契機とした観光ＰＲイベントを実施した。アンケート回答者に抽選で特産品などをプレゼントしたほか、富山県の越中八尾おわら保存会や金沢芸妓による踊りの披露などを行い、3市への来訪を呼び掛けた。
ＰＲイベント「北陸新幹線で広がる旅の舞台」は、今年2月に東京で開催したＰＲイベントに続くもの。北陸新幹線の敦賀開業や10月から始まる北陸デスティネーションキャンペーンを前に、北陸の重要な観光マーケットである大阪で実施した。
イベントでは大型ビジョンに各市の観光プロモーション映像を流すとともに、ブースを設けて観光パンフレットを配布。パンフレットを受け取り、アンケートに回答した人を対象に抽選会を実施。金沢市内の飲食店で使える「金沢美味チケット」2千円分や富山ガラス工房の一輪挿し、福井の特産品セットなどを80人にプレゼントした。このほかＪＲ西日本が新幹線開業による3市間のアクセス向上などをアピールした。
パンフレットとアンケートは2日間で2400人を想定して用意したものの、連日の猛暑にもかかわらず両日ともにイベントの終了時間を待たずにすべて配り切るなど「予想以上に北陸3市への関心の高さを感じた」と金沢市観光政策課誘客推進室の川崎晴香主事。
21日には、金沢芸妓の結さん、あき乃さん、うた子さん、寿珠さんが舞台に登場して、「敦賀から金沢まで新幹線も通ったので、ぜひ遊びに来てください」（結さん）とアピールしたほか踊りを披露。目にも涼やかな金沢芸妓の姿に、外国人を含む多くの人が足を止めて見入っていた。
金沢芸妓の踊りに外国人も見入っていた
