北陸DCへ福井で全国販促会議 旅行会社に観光素材PR 


北陸3県の魅力を旅行会社などにPRした全国販促会議=8日、福井県産業会館

5つの「美」テーマに魅力アピール

 北陸3県(富山、石川、福井)への観光誘客を目指す大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」の開催に向けた全国宣伝販売促進会議が8日、福井市の県産業会館で開かれた。会議では旅行会社の商品造成担当者らに3県の食や自然、伝統工芸、温泉などの魅力をアピール、送客を呼び掛けた。また、モデルや女優として活躍する中条あやみさんがサプライズで登場、場を盛り上げた。

 北陸DCは、2024年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間開業を踏まえ、同年10~12月に開催。キャッチフレーズは「Japanese Beauty Hokuriku~日本の美は、北陸にあり~」で、「美観」「美食」「美技」「美湯」「美心」の五つの美をテーマに3県の魅力をアピールする。

 北陸での開催は7回目。3県共同で開くのは金沢開業の15年秋に続いて2回目となる。前哨戦として現在、プレキャンペーン(今年10~12月)が実施されている。

 同販促会議は北陸3県や北陸経済連合会、JR西日本金沢支社などで組織する実行委員会が主催。全国の旅行会社やJRグループ、マスコミ関係者など約800人が参加した。

 全体会議の冒頭、主催者を代表してあいさつした杉本達治・福井県知事は「開業効果を持続化させ、最大化するためにDCを開催する。(延伸で)3県の主要都市が1時間圏内で結ばれ、広域で観光素材を結ぶことが可能になる。旅行会社の皆さんにはあっと驚くような商品を造っていただきたい」と期待した。

 また、JR西の長谷川一明社長は「北陸は魅力の宝庫。開業効果を引き出すため、新たな周遊ルートを提案していきたい」と述べた。国土交通省中部運輸局の金子正志局長が来賓あいさつした。

 3県の観光プレゼンテーションでは、若狭路女将の会わかさ会、あわら温泉女将の会ら温泉地・料亭の女将、福井県立博物館館長、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館館長らが登壇し、それぞれの魅力を発信、送客を求めた。

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