
感謝を述べる伊藤社長
岐阜市の老舗旅館「十八楼」は3月23日、創業165周年と伊藤善男社長の旭日双光章受章を記念した「感謝の集い」を開催した。野田聖子衆院議員、江崎禎英・岐阜県知事、柴橋正直・岐阜市長ら約100人が出席、盛大に祝った。
同館は万延元年(1860年)創業。伊藤社長は8代目当主にあたる。主催者あいさつした伊藤社長は十八楼の歴史を振り返りながら、「今後も創業の精神を忘れず、時代の変化に対応しながら、新たな価値を創造し、社会に貢献できる企業として努力を続けていく」と抱負を述べた=写真。
野田氏は「十八楼は進化し続け、震災など何か大変なことがあった時にちゃんと受け止めてくれる。岐阜県民にとっての誇りだ」と称賛した。
江崎氏は、東日本大震災時に伊藤社長が被災者受け入れに尽力してくれたエピソードを披露、感謝の言葉を述べた。
周年記念として、市内の中学生を対象にした基礎学習能力を高めるカードゲームやスポーツ用具の寄贈が行われ、伊藤社長が水川和彦教育長に目録を手渡した。
終盤のジャズバンドによる演奏では伊藤社長がドラムの腕前を披露。また、親族による花束贈呈なども行われた。
感謝を述べる伊藤社長