卒業よみうりランド思い出ツアー、川崎市が企画 


児童たちは各校からバスで来園した

よみうりランドを貸し切りでコロナ下の特別な思い出づくり

 よみうりランド(東京都稲城市、川崎市多摩区)は9~11日の3日間、「卒業よみうりランド思い出ツアー」と題し、川崎市内の小学校の6年生を対象に遊園地を貸し切り営業した。川崎市、同市教育委員会が、コロナ禍で市内の子どもたちが抱える不安感を軽減し、元気に楽しんでもらえることを目的に、今回のツアーを同園と協同で企画。新型コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行が中止となった児童たちは、園内のアトラクションを堪能し、卒業直前の思い出づくりのひと時を過ごした。

 対象は市立全小学校114校の約1万2千人。感染防止対策として1日当たりの来園人数を4千人前後に分散した。児童たちには出発前の検温、体調チェックを実施し、貸し切りバスで各校から同園に移動した。各日4回に分けて時差入園し、入園後もマスクの着用、手指の消毒を欠かさずに行った。児童たちは、人気ジェットコースター「バンデット」を含む園内のアトラクションのほか、川崎市のことを学びながら楽しめる読売中高生新聞とのコラボレーションイベント「KAWASAKIクイズラリー In よみうりランド」を満喫した。昼食には修学旅行の行き先だった栃木県日光市で提供される予定だった「日光カレー」が振る舞われた。園内では、同市の福田紀彦市長をはじめ、さまざまな著名人から寄せられた応援メッセージ動画が放映された。

 「立ち乗りのループコースターがちょっと怖かったけど楽しかった。午後もいろいろなアトラクションに乗りたい」「今日をとても楽しみにしていた。卒業直前に良い思い出がつくれる」と川崎市立東小田小学校の児童たち。同市新町小学校の田村光司校長は「今年は修学旅行を実施できなかったが、思い出づくりのために川崎市とよみうりランドさんの協力でこのようなイベントを開催できてうれしく思う」と述べ、「まだ制限が多い日常が当面続くと思うが、卒業生たちには、そんな中でも自分に何ができるのかを考えながらしっかりと行動できるよう育ってほしい」と、卒業を間近に控える6年生たちにエールを送った。

児童たちは各校からバスで来園した

日光カレーを食べる児童たち

田村光司校長

 

 
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