山梨県は7日、南アルプス地域(北杜、韮崎、南アルプス、富士川、早川、身延の6市町)で活躍する女性たちの商品開発チームが、地域の魅力を発信するお取り寄せとオンラインツアーの2商品を販売したと発表した。「春夏秋冬4回の商品展開をしていく」(南アルプス観光振興室)。
県は「南アルプス観光振興ビジョン」に基づき、同地域の観光のグレードアップに取り組んでいる。この一環として、同地域で活躍する女性10人でなるチーム「MAGUCL(マグクル)=ミナミアルプス・グレードアップ・クリエイティブローカルズ」を組織化、商品開発に取り組んだ。
HISから販売するオンラインツアー商品「南アルプスの雄大な自然の中で暮らす人を巡るローカルツアー」は、(1)人々との出会い(2)土産(3)絶景―を中心に構成。南アルプスの恵みを感じる土産(はちみつやゆば丼など)を手に取りながら、自宅でオンラインツアーに参加できる。出会いでは身延山久遠寺の門前にある550年の歴史を有する宿坊「覚林坊」の女将、樋口純子さんらが登場する。開催日は4月24日で、所要時間は70分。ツアー代金は5千円。今後、夏、秋、冬にツアーを実施する予定。
また、お取り寄せ商品は、特産品を活用した逸品と地域在住のソムリエが選んだ酒、オリジナル冊子「ストーリーブック」をセットにして届ける。春は湧水ますの南蛮漬けや武の井純米吟醸などで、価格はセットで6千円。ECサイト「くるらストア」で販売する。