愛媛県南予地域9市町などで組織する南予広域観光プロモーション協議会(会長=中村時広・愛媛県知事)は11月21日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで来年夏に行う観光キャンペーンの概要を発表した。「アドベンチャーエヒメ」と銘打ち、同地域ならではの体験コンテンツ、アクティビティを夏休みの家族連れや若者を中心にアピールする。
名称は「えひめ夏旅なんよキャンペーン」。期間は来年6月28日から9月30日までで、対象エリアは南予地域9市町(宇和島市、八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町)。誘客のメインターゲットを「首都圏・関西圏・近隣県および東予地域の若者・ファミリー層」に設定した。
「南予でしか体験できない夏の体験コンテンツ・アクティビティ」にスポットを当てて、各種のプロモーションや受け入れ態勢の整備、事業者による各種サービスを行う。
発表会で愛媛県の中村知事がビデオメッセージを寄せ「愛媛といえば道後温泉、松山城が有名だが、秘境の宝庫でもある。自然、歴史、文化、グルメに恵まれ、新鮮な田舎ならではのコンテンツが盛りだくさん。キャンペーンを活用した商品造成、誘客を」と出席した旅行業者に呼び掛けた。
菅規行副知事がキャンペーンの概要を説明。南予地域9市町の全ての首長が出席し、それぞれのコンテンツをプレゼンテーションした。
空気で満たされた特殊なヘルメットをかぶり、海中を散歩する「シーウォーカー」(愛南町)、穴神鍾乳洞での洞窟探検(西予市)、滑床渓谷でのキャニオニング(松野町)など、「海」「山」「川」のアクティビティが紹介された。
キャンペーンの概要を説明する愛媛県の菅副知事