通期の4往復実現へ、1ヵ月限定で
2月1日から、通年の4往復実現に向けた実証実験として南紀白浜空港(和歌山)―羽田空港(東京)線の臨時便2便が運航され、1カ月限定ながら1日4往復8便体制となる。昨年12月21日にはプレス懇談会が都内で開催され、関係者が今回の増便の経緯や狙い、期待などを語った。
両空港を結ぶ定期便は現在1日3往復6便だが、将来的な増便を見据えて「羽田午後5時半発・白浜午後6時45分着」「白浜午前8時20分発・羽田午前9時20分着」の2便を2月限定で増設する(羽田発は22、28日、白浜発は1、23日のみ1日3便)。
懇談会で県土整備部港湾空港局長の花田祥一氏は、同空港の近況について「令和4年上半期の利用者はコロナ禍前の同期間を上回る10万9千人を記録し、年間でコロナ禍前比2割増の20万人を見込む」と説明。「利用目的の平日約5割、土日約7割が観光である当空港は、従来からの強みである観光需要のさらなる取り込み強化と同時に、羽田空港から約1時間強というアクセスの良さを生かしビジネス需要の積極的な取り込みも図る」との方針を示した。
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