原鶴温泉(福岡県朝倉市)で5月20日、筑後川の夏の風物詩「鵜(う)飼」が始まった。アユ漁解禁に合わせたもので、9月1日まで続けられる。近年、豪雨災害や新型コロナ禍などで思うような鵜飼ができなかったが、2016年以来、8年ぶりの通常営業に期待をかける。
当日は林裕二市長はじめ、観光関係者など約30人が集まり、川開き神事で安全祈願した。
原鶴温泉旅館協同組合の井上善博組合長は「近年は災害、コロナといろいろな困難があったが、無事に開催できることに感謝したい」と述べた。
また、この日舟に乗り込み、鵜を操りながらアユをとらえた鵜匠の臼井信郎さんは「鵜は伝統漁法を守っていく大切な仕事のパートナー」と笑顔で語った。
同旅組によると、屋形舟の運航は原則金・土・日曜で、梅雨期間の6月24日~7月11日は休業。お盆期間(8月13~16日)は毎日営業する。
鵜飼の様子