岐阜県は10月8日から3日間、関ケ原町の関ケ原古戦場で、「大関ケ原祭2022」を開催する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2回中止となっていたが、3年ぶりの開催で、また岐阜関ケ原古戦場記念館が昨年10月にオープンしてから初めてのイベントとなり、期間中は古戦場全体が戦国ムード一色に染まる。
“戦国・武将観光”のブランドイメージと関ケ原古戦場の知名度の向上が目的。例年、県内外から延べ2万人ほどが集まっている。
8日は、古戦場記念館のアンバサダーを務める女優の竹下景子さんの朗読のもと、オペラ詠唱などとともに関ケ原の戦いを描く一夜限りのページェント、野外朗読絵巻「関ケ原ナイト2022」が開催される。料金はS席2千円、A席千円。
9日には竹下さんと俳優の松平健さん、古戦場記念館の小和田哲男館長によるトークショー「徳川家康を語る」が笹尾山駐車場特設ステージで開催される。
このほか、関ケ原の戦いを映像で描き出す「歴史絵巻プロジェクションマッピング」(8、9日)、巨大な将棋盤を舞台に、棋士・女流棋士が東西の大将となり、全国から参集した駒武者を率いて戦う盤上の関ケ原決戦「東西人間将棋」(10日)、名古屋おもてなし武将隊や熊本城おもてなし武将隊などによる「東西武将隊 演舞合戦」(9、10日)などが予定されている。