
古民家「本陣等々力家」
長野県安曇野市の古民家「本陣等々力家」の再生・活用に向けた官民連携による再生・活用プロジェクトが始動した。旅館「明神館」などを展開する扉ホールディングス(長野県松本市、齊藤忠政代表取締役、以下・扉HD)をはじめ企業4社と、安曇野市が協定を締結。本陣等々力家を活用して、宿泊、文化交流、レストランなどの事業を展開していく。
協定を締結したのは、代表法人の扉HDをはじめ、アルファコンサルティング(東京都中央区、青木康弘代表取締役)と、降幡建築設計事務所(安曇野市)、山共建設(同)。3月14日には、協定締結調印式が行われ、太田寛安曇野市長のほか、各社の代表が出席した。
本陣等々力家は、江戸時代に松本城主の狩猟休憩場として利用され、「本陣」と呼ばれた。18世紀初頭には等々力村を含め11村をまとめる組手代の役割を担った。現在の屋敷内には主な建物として長屋門、主屋、座敷、裏座敷の他に5棟の蔵が残る。敷地面積は約5674平方メートル。
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