ダイヤモンド・ビッグ社、ぴあ、KADOKAWAなど、訪日外客向けフリーペーパーを発行する6社で構成している日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC、弓削貴久理事長)はこのほど、第6回インバウンドセミナー「台湾人1000人に聞いた訪日旅行の本音大公開!ここから台湾人誘客の答えが見えてくる」を東京都内で開いた。
JIMC理事長で、ダイヤモンド・ビッグ社メディア・マーケティング事業本部副本部長の弓削氏は「台湾人旅行者のトレンド」と題して講演。昨年11月に台湾で開かれた旅行見本市、ITF2016(台北国際旅行博)のJIMCブースで来場者1465人に実施した記入式アンケートの結果を発表した。
「何度旅行しても、日本で困ることは何ですか」という質問に対する回答を件数順に1位から10位まで紹介。結果は(1)言葉の問題(メニューが読めない)(2)交通手段(電車が複雑で路線図が読めない。バスが不便。乗り換えの際に迷う)(3)ネット環境(Wi‐Fiが使いにくい)(4)税関を通るのに時間がかかる(5)ホテル選び(予約が取りにくい。主要駅近くのホテルは高い)(6)エレベーター、エスカレーターが少ない(7)ベジタリアン料理が少ない(8)交通費が高い(9)物価が高い(10)行きたいところが多すぎる(日本の商品は良いので買い過ぎてしまう)。
「日本旅行に行く際によく利用する旅行会社」については、(1)雄獅旅行(300票・26%)(2)東南旅行社(191票・16%)(3)燦星游遊網旅行社(182票・16%)(4)ezTravel(112票・10%)(5)大興旅行社(89票・8%)(6)五福旅行社(85票・7%)(7)大榮国際旅行社(50票・4%)(8)山富国際旅行社(49票・4%)(9)創造旅行社(44票・4%)(10)鳳凰旅行社(29票・2%)(11)JPTIP(16票・1%)(12)位廣徳旅行社(11票・1%)(13)信安旅行社(7票・1%)。
また、ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)プロモーション部の片山雅大ディレクターが「台北ITF2016からヒントをつかむ」、やまとごころの村山慶輔社長が「2017年インバンド予測」と題してそれぞれ講演した。