横浜港でレストランクルーズ船を運航するロイヤルウイング(福場政司社長)は7月30日、台湾の天喜旅行社(郭正利総裁)からの送客実績が累計で5万人を突破したのを記念して、台湾から郭総裁と祥子夫人(山代温泉ゆのくに天祥・元社長室長)らを招き、ロイヤルウイングのディナークルーズ船内で表彰式を開いた。行政、横浜港周辺のホテル、観光施設などから約60人が出席した。
福場社長は「02年の旅フェアで郭総裁と知り合い、3カ月後には台湾から団体を送ってくれた。今年の6月25日で累計送客数が5万人に達した」とあいさつ。郭総裁に感謝状と、ロイヤルウイングの親会社サンリオのキャラクター、キティをあしらった金色の記念トロフィーを贈呈した。祥子夫人には横浜観光親善大使の日野美奈さんから花束が贈られた。
郭総裁は「7月は単月で台湾から2千人をご案内した。5万人達成には6年かかったが、このペースでいけば2年後には10万人を達成できるかもしれない」と話した。旅フェアでロイヤルウイングを知り、帰国前に乗船。横浜港のロマンチックな夜景に魅せられて、台湾の旅行客にうけると確信。以来、横浜を訪れるすべてのツアーに同クルーズと横浜市内での宿泊を組み込んで販売しているという。
岡本孝夫・横浜観光コンベンションビューロー常務理事は「07年に横浜を訪れた台湾人インバウンドは推計値で12万6千人。そのうち1万6千人がロイヤルウイングに乗船した」と紹介した。
小瀬達之・国土交通省関東運輸局企画観光部長、古谷幸夫・神奈川県商業観光流通課観光室長、岡久保英雄・横浜市経済局横浜プロモーション推進担当理事らも出席し、感謝の辞を述べた。
07年の訪日台湾人旅行客総数は138万5255人。天喜旅行社の取扱人数はうち10万人超だった。
福場社長から金色キティのトロフィーを授与される郭総裁(右)