和歌山県、都内アンテナ店改装 売り場面積2倍イートイン新設


オープンを祝う岸本知事(左から2番目)と岡本さん(中央)ら

 和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」(東京・有楽町)は7日、開業20周年を節目にリニューアルオープンした。今年は同県の世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録20周年を迎え、来年には大阪・関西万博を控えるなど、同県の観光産業の発展に追い風が吹く年。売り場面積を2倍に拡大し、イートインスペースを新設するなど、リニューアルを機に同県の名産品の魅力発信強化を図る。同日開かれた記念式典では、岸本周平知事らが駆け付けオープンを祝福した。

 リニューアルした館内は、「わかやま」らしさを生かした造り。優れた強度を持つ「紀州材」をふんだんに活用し、温かみのある店内に仕上げた。ラインアップは、梅やミカン、じゃばら、金山寺みそなど、同県の名産品を使用した約700商品。特に梅干しは常時80種類以上の商品を取り扱い、珍しい品種の加工品も手に入る。

 新たな取り組みにも力を入れ、同県産の梅やミカンを使ったジェラート、梅酒、日本酒の飲み比べができるイートインスペースを新設。加えて、白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」の同館限定グッズ販売も行うなど、さまざまなコンテンツ展開を通して来店者数の増加と滞留時間の増加につなげたい考えだ。

 記念式典では、岸本知事のほか、わかやまパンダ大使として活躍する同県出身の俳優、岡本玲さんらがテープカットを行った。岸本知事は、「ここに置いてある県産品は、国際的な競争力もある人気商品がたくさんある。和歌山のパワーを東京から全国、そして世界に届けていきたい」と伝え、同県のソウルフードとして親しまれているグリーンソフトクリーム味のあめや、同県の信用金庫と共同開発したクラフトビール「みかんエール」を紹介した。岡本さんは、「私自身も和歌山の魅力を発信していきたい」と明るく語った。

 今後は、リニューアル記念として、同館の割引チケット(先着順)や、オリジナルエコバッグなどの配布を行う。


オープンを祝う岸本知事(左から2番目)と岡本さん(中央)ら


「わかやま」らしさが感じられる館内

 
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